雪が多く降る季節、路面の凍結による事故が後を絶ちませんね。
凍った道での転倒は、かかと部分から滑るので勢いよく頭を打つケースが多いので注意が必要です。
さて、その危険な凍結路面が原因の事故。
興味深いことに雪の降る地域よりも降らない地域での事故のほうが
程度・重度ともに深刻なケースが多いというデータがあります。
これは、雪の降る地域の人は雪道での滑らない歩き方や車の運転の仕方を知っているからなんですね。
そこで、雪道に慣れていない方へ滑らない歩き方のコツをお教えしますので、
是非参考にしてみてくださいね。
ちょっと歩き方を変えるだけで滑るのを防げるので試してみてください。
※YouTubeから引用した参考動画です。
滑らない歩き方
滑らない歩き方のコツは- 目線を普段より足元に!
普段は目の高さより少し低いあたりに視線があって、足元はちょっと注意しているくらいだと思いますが、
雪道では足元から3メートルほど先あたりに視点を置き、前方にも注意してください。
(※雪道なので足音などに耳を傾ける)
- かかとで歩かない。
雪がふらない地域の人の歩き方は特徴があって、それは雪道になっても変わりません。
なので、「この人地元の人じゃないな」というのが歩き方でわかります。
その特徴は、かかとで着地→足先で蹴り出す という歩き方なのです。
これでは滑って当然なのです。
滑りやすい路面では、路面と靴裏の密着面が広いほうが滑らないし安定します。
- 歩幅を狭くする
歩幅を狭くすることで重心が片足に乗る時間が短くでき、滑りにくいですし安定します。
滑ってバランスを崩した場合も立て直しやすいですし、転ぶ場合も膝を曲げることができるので、
尻餅をつく形になり軽症で済みます。
※歩幅が大きくかかとで歩くような形ですと膝を曲げられないため頭を打ちます。
- あらかじめ少し膝を曲げた状態で歩く。
雪道を経験していない特に都会部の人は歩くのが早いですし膝を伸ばしきった歩き方が特徴です。
この歩き方はスマートですしかっこいいのですが、雪道では確実に滑って転ぶ歩き方です。
それに対して雪が降る地方の人間は、雪道では腰をちょっとおとして膝を曲げた歩き方をしています。
雪国の人間は転ばない歩き方が体に染み付いているんですね。
- ポケットに手を入れない。
寒い季節はどうしてもポケットに手を入れてしまいがちですが、転倒時に危険です。
転倒時は反射的に手を付こうとするものですが、ポケットに手が入っていると
とっさに手を出せないため頭を打ったり危険な転び方をします。
寒い季節は手袋をするようにしましょう。
都会部の方は、滑らないようにと靴底に貼るタイプのテープなどを買い求めますが、
ああいったものを用いても、歩き方を買えない限り滑ります。
雪道を歩く場合だけでも、この歩き方を意識してみてくださいね。